#ヤセの断崖
能登金剛・ヤセの断崖付近
お尻の筋肉痛が完治いたしましたので能登の続きです。
(もう変な歩き方じゃないぜ)
悲劇のヒロインが最後、この断崖から身を投げた松本清張「ゼロの焦点」の舞台です。
ヤセの断崖の先端部分は、能登半島地震でバッサリと崩れ落ちて当時の鋭い断崖はもう見ることは出来ませんが、それでも迫力はあります。
写真の石畳部分は、潮が満ちるまで歩いて渡ることが出来、透明度抜群の海なので、海藻やカニ、小魚を間近で見ることが出来ます。
昭和の名映画監督・野村芳太郎は能登中を巡って、最終的に作品のイメージにぴったりなこの場所を選びました。
映画は大ヒットし、その後、能登が一大観光地として認知されるようになりました。
今や、福井の東尋坊と並んでサスペンスドラマの聖地となったヤセの断崖ですが、こういった高台から明るい日差しの海岸線を眺めていると、あの悲しい運命と結末の物語が尚更胸に響いていたたまれなくなりそうな午後のひとときでした。
(名作ってそういうもんだよ)
次回もあります。
お尻が筋肉痛でしんどすぎるので、ヤセの断崖は明日以降で、今日はこれだけでかんべんしてください。