#小川治兵衛

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住友活機園 / Sumitomo Kakkien Garden, Otsu, Shiga ③ 滋賀県大津市の『住友活機園』の庭園が素敵…! 世界遺産“苔寺”に見間違う美しい苔空間…住友財閥二代目総理事

住友活機園 / Sumitomo Kakkien Garden, Otsu, Shiga ③
滋賀県大津市の『住友活機園』の庭園が素敵…!

世界遺産“苔寺”に見間違う美しい苔空間…住友財閥二代目総理事 #伊庭貞剛 が晩年を過ごした近代別荘建築が3年ぶりに特別公開…!(既に受付終了)
洋館・和館に加え、貞剛翁が自ら作庭し七代目小川治兵衛が“名園になる”と評した庭園が国指定重要文化財…
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続き。和館の広間の前に広がるのは、一面の苔と枝垂れたモミジの新緑が美しい庭園(雰囲気が見たい方は住友グループの紹介サイトを)。
池泉や築山はないこのシンプルな庭園は伊庭貞剛自らが好んで植え、手入れをした庭木によって構成。『旧伊庭氏庭園』みたいな感じで文化財にはなってないけど、国指定重要文化財の指定範囲には“庭園”も含まれている
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手渡された資料には記載がなく、また案内でも語られず、住友グループの《住友活機園 庭編》でもふれられていないのだけど、館内のパネルには《貞剛翁は活機園に京都の名庭師 #小川治兵衛 (植治)をこの庭園に招いた》時のエピソードが少し書かれていて…。
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メモも取れなかったのでざっくり記憶したことを書くと、「貞剛翁は植治に“この庭園どうよ、ぶっちゃけ自信あんま無いんだけど”と意見を求めた」
「植治は“いや自信持ってください、これは100年後・200年後に名庭園の仲間入りしてますよ”と言ってくれて嬉しかった」的な、庭園目線ではすっげー重要な話が。
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このエピソードの通り、植治は招かれただけで庭園の作庭には関与はしていないのだけど、大正時代に伊庭貞剛の次男・伊庭簡一により設計された新座敷にある“複数の石をセメントで固めた沓脱石”は京都の植治の庭園でよく見られる意匠。新座敷増築の際の一部だけ関わっていたりするのかな…。
そして作庭された時だけでなく、100年経ってこの美しい苔庭の空間へと育った。間違いなくこれは“京滋の名庭園の一つ”!
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あと松下村塾出身で長州藩・毛利家の茶室の保存に尽力した品川弥二郎と非常に仲が良かった…らしいけどそのきっかけは語られなかったので気になる。
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また資料や案内にはなかった所で…伊庭貞剛ご本人による書が多く掲げられる中で、しれっと山口誓子の《霧の湖 琵琶の形と 思ひ見る》と言う書が
聞いたら伊庭貞剛と山口誓子は親戚なんだそうな。マジか。…などなど約1時間の見学も盛り沢山。2022年ベストの一つになりそう。
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なお数年前に訪れたヴォーリズ建築『旧伊庭家住宅』もこの伊庭貞剛と四男・伊庭慎吉による邸宅。紹介文を一言しか書いていない(笑)のだけど、再訪してちゃんと書き直したい…。
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滋賀・住友活機園の紹介はこちら☟
https://oniwa.garden/sumitomo-kakkien-%e4%bd%8f%e5%8f%8b%e6%b4%bb%e6%a9%9f%e5%9c%92/
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